税理士になってからいろいろな研修会に参加してきたが、楽しい研修会というものは、あまりないようである。又楽しい研修会が良い研修会とも決していえないのである。
　今回の研修会はそういう意味で楽しくはないがすばらしい研修会であったと思う。どこがすばらしかったかというと、税理士になって16年位になるが、税法の勉強をするとき、せいぜいさかのぼってもシャウプ勧告までである。明治38年相続税法の制定の時から当時の条文を示し論議して下さったのは、今回がはじめてである。ここがすばらしいのである。
　九州北部税理士会の会員のうち、明治38年の相続税法の勉強をしたのは、今回研修に参加された50人だけであろう。この貴重な研修会にうかつにも私は3分だけ眠ってしまったのである。心から反省しております。
　税理士になった以上勉強は飯の種です。妻、子を養う為に、又従業員の幸せの為に今後多くの研修会に参加していきたいと思っております。