平成19年４月19日（木）、九州北部税理士会館において、福岡地区会主催の「平成19年度　税制改正の槻要解説」の研修会が開催されました。 19年度の税制改正は、それ程大きな改正もないけれども、一応どんなものか聴きに行ってみようという程度の気持ちで参加したのですが、研修会場はほぼ満席状態で、まずそれにはびっくり。次に税経システム研究所の中島孝一先生の話が始まると、その当を得た説明に時間を忘れて引き込まれてしまいました。
　今年度の様々な税制改正の中で、特に減価償却制度が大きく改正され、「残存簿価1円」まで償却されることとなりましたが、一口に残存簿価１円と言っても、実務的にはいろいろな処理の問題を含んでいることがわかりました。平成19年３月31日以前に取得された減価償却資産についての処理方法、平成19年３月 31日以前に取得された減価償却資産に同年４月１日以降に資本的支出をした場合の処理方法、平成19年４月１日以降に取得した減価償却資産に同日以後資本的支出をした場合の処理方法など実務的には様々な問題があり、今回の研修に参加して良かったと実感しました。
　 今回の研修会は非常にその質が高く、今後はミロクの研修はないがしろにしないことを誓って研修を終えた次第です。皆さんも次回の研修会には是非ご参加下さい。