筑後地区会では、平成25年3月21日（火）えーるぴあ久留米にて、前年に引き続き、MJS税経システム研究所客員研究員の佐々木京子氏をお招きし、「平成25年度　税制改正の概要解説」をテーマに研修会を開催いたしました。参加者は、税理士事務所の職員の方や他地区会の方も併せて24名の出席となりました。
　内容は、今回の税制改正が、成長と富の創出の好循環の実現を目指した改正であり、所得、相続・贈与税の最高税率の見直し、相続税の基礎控除額の引き下げ等による富裕層の課税強化、課税ベースの拡大がなされている一方、小規模宅地等の特例や住宅税制の拡充、中小法人の交際費課税の特例の拡充等のバランスを取った改正となっております。その中で細かい注意点として、金融・証券税制においてこれまで非課税であった公社債の譲渡が、平成28年1月1日以後適用分について申告分離課税の対象とされるので、クライアントには売却するなら平成27年までにとの指導をしておいた方がよいのではないかとの話もしていただき有意義な研修会となりました。