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2つのテーマで資産税の研修  
  ~ 専門責任を再認識 ~


 佐賀地区会では、平成23年9月21日(水)佐賀市の佐賀県青年会館において「相続税の実務~相続対策から相続開始まで~」というテーマで、講師に税理士でMJS税経システム研究所客員研究員の武田秀和氏をお招きして研修会が開催されました。講義内容は、約30年間の資産税担当という専門的視点から税理士であれば皆が知っている最も基本的な項目が、少しの把握の誤りによって、税額に大きな影響を与える留意すべき事項から効率的な資料収集方法・手続き上のポイントまで、先生の経験を交えながら解説され、『実態判断の重要性』について深く説かれました。
 続く、10月18日(火)には、同市市民活動センターにおいて「相続税・贈与税における取引相場のない株式の評価」というテーマで、講師に税理士でMJS税経システム研究所客員研究員の吉田幸一氏をお招きし研修会が開催されました。講義内容は、低迷の経済状況下で『取引相場のない株の評価』が適切に把握されなければ、株式の贈与・事業承継・相続時に税の過大納付・過少納付が生じるため、以下の(1)取引相場のない株式の評価方法、(2)株主の判定、(3)会社規模の判定、(4)類似業種比準価額の計算、(5)純資産価額の計算、(6)併用方式の計算、(7)配当還元価額の計算、(8)特定会社の判定と株式評価、(9)株式保有特定会社の株式評価の9項目について身近な中小企業でよくおこりうる様々な事例をあてはめ丁寧に説明されました。また、適切で間違いのない実務ができるように計算明細書の作成・判定問題を交えながら解説もされました。
 両日の研修とも職業会計人としての『専門責任が問われる』重要な資産税の研修でありました。また、そのことを再認識した研修でもありました。


[ 佐賀地区会 古賀 昭彦 ]

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