平成26年11月10日（月）佐賀商工ビルにおいて、MJS税経システム研修所客員研究員で税理士の武田秀和氏をお迎えして「財産評価の基本」というテーマで研修会が開催されました。
　今年度、佐賀地区会では会計事務所の職員向けに相続税関連の研修会を企画しました。武田先生には平成26年９月２日（火）の「相続税の基本」に引き続き、再度ご講義頂きました。
　「基本」と言っても、その内容を全てマスターできているかと問われたら、貴方は自信を持って「イエス」と答えられますか？
　例えば、１画地の判定。具体的な土地・建物の所有者（借地・借家権者を含む）と正面・側方の路線価等の組合せパターン図を用いて詳細な解説があったのですが、自分自身、理解が不足していたと感じる面もありました。その他にも、「借地権の使用貸借に関する確認書」の活用や私道の用に供されている宅地での「特定路線価の申請」等、知っておくと大変有利になる「基本」が盛り込まれていました。研修会全体としては、土地の評価を中心として実務で活用できる内容が多かった反面、職員には少し難しい内容もあったかと思います。
　平成27年１月からの相続税法の改正に伴い、今後相続に対する顧問先等からの問合せも多くなることが予想されます。佐賀地区会会長としては今年も会員事務所にとって有用と思われる研修会等を企画し、積極的に情報発信していきたいと考えています。