大分地区会では、令和６年10 月17 日（木）J:COM ホルトホール大分において、MJS 税経システム研究所顧問であり、早稲田大学社会科学総合学術院教授の川島いづみ氏によるセミナーを開催しました。当初の予定では大分で行う予定でしたが、急遽リモートによる開催となりました。今回のセミナーは「中小企業の事業承継・M&A・経営者保証～法律上と実務上の留意点～」と題して、それぞれのテーマに沿って進められました。
　まず初めに、2025 年までに70 歳を超える中小企業経営者約245 万人のうち、約半分の127万人が後継者未定と見込まれており、このまま手を打たなければ650 万人の雇用と22 兆円の
GNP が失われるというショッキングな話題から始まりました。その解決策として、第三者への事業引継ぎ（M&A）が有用である点と、それを手助けする支援機関の紹介や具体的な相談方法についての説明がありました。
　次に、中小企業のM&A では、後継者となる第三者を探す方法として、仲介業者を利用する方法についての具体的な説明がありました。また、M&A を進めていくプロセスにおいては、
株式譲渡と事業譲渡という２つの手法を比較しながら、基本合意からデュー・デリジェンス、クロージングに至るまでのリスクと留意点を解説していただきました。
　最後に、「経営者保証のガイドライン」をもとに、中小企業庁の経営者保証に関する支援策についての説明がありました。中小企業においても、これからM&A 等が増えていくものと思われます。
　今回のセミナーでは、我々会計事務所ができる支援とは何か、どのように進めていくのか、等々のテーマについてしっかりと確認することができました。

大分地区会では、令和6 年10 月5 日（土）に恒例の日帰りバスツアーが開催されました。今年は大分県日田市「高塚愛宕地蔵尊・日田ビール工場・豆田町散策」を巡る旅です。
大人32 名、中学生以下7 名（最年少は生後5 ヶ月の赤ちゃん）の39 名の参加となりました。
　バスは大分駅を午前8 時に出発し、大分IC から一路日田方面へ向かいました。車内ではMJS大分支社のメンバーが企画したビンゴゲームやクイズで大いに盛り上がりました。MJS 大分支社の「X」のフォロアー数を当てる問題もありましたが、その数に一同は驚かされました。
　大分駅を出発したときの曇天は、車内の雰囲気と相まって目的地が近づくにつれ次第に晴れ渡ってきました。はじめに到着したのは高塚愛宕地蔵尊です。神仏混淆の形式をそのまま残している珍しい地蔵尊で知られ、諸事祈願成就に大変ご利益があるとされています。ただし、拝殿前までは327 段の階段があります。
一同その階段を前に自分の体調と要相談、ペースを考えて登ります。登りきった人には様々な神仏がお出迎えしてくださいます。たくさんお参りをして次の目的地へ。休憩のために寄った「道の駅慈恩の滝くす」では目前に迫る滝から降り注ぐマイナスイオンをたっぷり浴びました。昼食は、サッポロビール九州日田工場敷地内にある「日田森のビール園」でバーベキューと工場直送生ビールを堪能しました。食後は併設されている「進撃の巨人 in HITA ミュージアムANNEX」で進撃の巨人の世界観を楽しみました。作者の諫山創先生は日田市出身なのでここでしか見られない貴重な作品を見ることができました。
　最後に城下町である豆田町に到着。近世後期の町人・商人町の面影を色濃く残す碁盤目の町並みをゆっくりと散策します。小腹の空いた私は本場日田焼きそばをいただきました。
大分県北部の涼やかな空気に包まれながら見学と食欲の秋を堪能したバスツアーとなりました。
ご参加いただいた皆様お疲れさまでした。
また来年も楽しい旅を企画しますので、ふるってご参加ください。