ホームへ

08miyazaki.titlekatsudo


「相続人名義財産の検証」をテーマに研修会開催  
  ~ 経験談を交えて分かりやすく講義 ~


 宮崎地区会では、平成26年8月5日(火)、ニューウェルシティ宮崎において「相続人名義財産の検証~相続税改正後の税務調査対応」というテーマで研修会を開催しました。講師に、税理士でMJS税経システム研究所客員研究員の守田啓一氏をお招きしてご講義頂きました。家族名義預金については、私も今までの税務調査の立会いにおいて、実際に何度か経験してきている事項だったので、今回のセミナーは非常に興味がありました。
 相続税の税務調査で最も多い非違事項は、相続人名義の預貯金をはじめとする家族名義財産で、裁決事例でも多くの事例が報告されており、そのほとんどは生前贈与が認められずに棄却されているようです。今回のセミナーは、課税庁が税務調査において相続人名義の財産をどのようにして被相続人のものとして認定するのか、また、どのようにして納税者の主張を崩そうとするのかの検証で、守田先生の経験談を交えながらの非常に分かりやすい内容でした。
 ところで、講師の守田先生、大変ユーモアのある方で、時折、ジョークを交えながらの講義でしたが、研修時間の3時間が非常に短く感じるぐらいでした。受講者全員、大変真剣な眼差しで受講しておりました。
 相続税の基礎控除の改正に伴い、平成27年以降相続税の申告件数が増加すると共に、税務調査件数も増加することが予想されますが、私自身も、今回勉強した内容を、今後の実務に生かしていければと感じた次第でした。


[ 宮崎地区会 鹿島 節男 ]

ページの先頭へ
Copyright (C) kyushu miroku kaikeijin kai. All Rights Reserved.