平成27年11月５日（木）ホテルメリージュにおいて、MJS税経システム研究所客員研究員で税理士の武田秀和氏を講師にお迎えし、「相続税申告の受任から資料収集・申告書作成のポイントまで」というテーマで研修会が開催されました。
　当日の講義は、①申告書作成前の留意点、②財産評価のポイント、③申告書作成のポイント、④申告書提出前の留意点等、主に基本項目を中心にした内容でした。相続財産の把握に際しての名義株や名義預金の実質的帰属等の判断、相続財産の評価においての前提となる事実関係の間違いや思い違いでの誤り事例の紹介等、申告書作成までに注意すべきポイントを、時折、武田先生の実務経験談を交えながらご講義頂き、大変分かりやすい研修でした。
　平成27年に相続税の基礎控除の引き下げによる課税強化がなされ、我々税理士が必要とされる場面が確実に増えます。同時に、更なるスキルアップが求められてくるので、私自身も今回勉強した内容をしっかりと復習し、今後の実務に生かしていければと感じた次第でした。