鹿児島地区会では、平成31年１月16日（水）城山ホテル鹿児島において、ミロク会計人会連合会研修副委員長で税理士の田村栄氏をお招きし「消費税軽減税率・インボイス制度対策研修」をテーマに研修会が開催されました。
　ご案内のとおり令和元年10月１日の消費税率引き上げに伴い、軽減税率制度や令和５年10月１日からインボイス制度も導入が予定されているところです。
　研修会には会員の税理士はもちろんのこと、会員事業所の会計担当者等多数の参加があり皆さん熱心に受講されていました。
　研修内容は、①消費税再増税と軽減税率適用の仕組み、②日本版インボイス制度とは、③区分記載請求書等保存方式と適格請求書等保存方式、④軽減税率によるインボイス方式が事業者に与える影響、⑤軽減税率とインボイスが帳簿、会計に与える影響と対応、⑥事業者が具体的に取り組むべき対策、⑦インボイスとマイナンバーの重要関連性、⑧消費税課税制度の改正と方向性について、先生が栃木弁を混ぜながら軽妙な喋りと栄養剤等を使用して、軽減税率対象商品の区分の煩雑さなどについて、懇切丁寧に説明・解説していただき、３時間の研修会があっという間に終了しました。
　また、休憩時間に先生と軽減税率制度、インボイス制度等の今後の動向等や疑問点について私自身意見交換できたことは、参考になる点が多々あり有意義な研修となりましたが、消費税の改正に関してはできることならば、新元号を祝って３度目の延期はないものかと期待しているところです。