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「相続時精算課税制度の実務研修」開催  
  ~ 基本から制度適用まで、広範囲の講義 ~


 9月9日(火)、平成15年度第1回目の福岡地区会研修会が、九州北部税理士会館において、午後1時30分より3時間にわたり会員及び会員事務所職員の参加を得て開催された。当日の出席者は、185名であった。
 講師には、現在千葉県柏市で資産税関係を中心に業務を展開されているMJS税経システム研究所の小林登税理士をお招きした。
 60問に及ぶ質疑応答の形式で編集されたレジュメに基づいて講義を進められた。先ず、「この制度は、将来における贈与者の死亡によって完結する税制であり将来的要素を多く含むことになる。私たち税理士がこの制度を指導するに当たっては、損害賠償という事態も視野に入れなければならない」という指摘があり、続いて、この制度の基本的仕組みから、この制度を実際に利用するに当たって疑問であった事項、注意すべき事項について広範囲にわたって講義をいただいた。

[ 福岡地区会 吉田 茂樹 ]

「相続時精算課税制度の実務研修」開催  
  ~ 基本から制度適用まで、広範囲の講義 ~


 9月9日(火)、平成15年度第1回目の福岡地区会研修会が、九州北部税理士会館において、午後1時30分より3時間にわたり会員及び会員事務所職員の参加を得て開催された。当日の出席者は、185名であった。
 講師には、現在千葉県柏市で資産税関係を中心に業務を展開されているMJS税経システム研究所の小林登税理士をお招きした。
 60問に及ぶ質疑応答の形式で編集されたレジュメに基づいて講義を進められた。先ず、「この制度は、将来における贈与者の死亡によって完結する税制であり将来的要素を多く含むことになる。私たち税理士がこの制度を指導するに当たっては、損害賠償という事態も視野に入れなければならない」という指摘があり、続いて、この制度の基本的仕組みから、この制度を実際に利用するに当たって疑問であった事項、注意すべき事項について広範囲にわたって講義をいただいた。


[ 福岡地区会 吉田 茂樹 ]

研修会“めがね21”の人事破壊を学ぶ  
  ~ あっという間に過ぎた3時間の講演 ~


 平成15年12月2日(火)、九州北部税理士会館2階において、(株)トゥーワン専務取締役平本清氏をお招きして第2回目の研修会を開催した。
 (株)トゥーワンは、今夏テレビ朝日系のニュースステーションや毎日新聞、週刊ポスト等のマスメディアに取り上げられている元気のいい会社である。広島で60%のシェアを持つ大手メガネチェ-ンを、その会社の跡継ぎお家騒動に巻き込まれ解雇された9人が17年前に「メガネ21」を設立し、デフレ不況の中でも徹底した安売りでグループ(直営21店、フランチャイズ109店)売上高が90年…8億円、95…年36億円、00年…75億円、02年…79億円と着実に伸ばしている。
 この会社のユニークな点はいくつもあるが、そのいくつかを列挙すると
● 会社に利益を残さず、その分は消費者への商品 価格の値下げと社員への年3回の賞与で分配する。
● 歴代社長は、現場の店長から選出され1期4年の任期である。
● 社長の役員報酬は、前年度、最も高い給料を貰った社員と同額。
● イントラネットを上手に利用し、会議はネット上で行い、その決済も同様である。
● 社長以下、すべての社員の給料などの情報をネット上で公開し、社員は誰でも見ることが出来る。
● 社員は、30歳までに独立すること を目標に社内預金を1000万円貯める。
その社内預金には年10%の 利息を払う。(現在、社内預金は8億円近くになっている)
● メガネを各パーツの集合体とする特許を取得し、店舗在庫を抑え ている。
● 社内に跡継コースを設け、国内各地のメガネ店の跡継に、技術・経営の指導を行っている。また、傾いたメガネ店の再建コースも設けている。
 などなど、通常見られない会社経営をされている。平本氏は「社員に頑張って売上を上げるように檄を飛ばすのではない。会社が潰れると困るのは社員である。会社が潰れると、給料はもとより、社内預金もなくなる。社員にそういう意識付けをすることで、会社は成長していく」と簡単に言われる。また、「いい分散、いい集合」という言葉を繰り返し使われた。仲間が集まって、組織を作ると、意見が対立する。通常は、組織を守るために折衷案でその場を凌ごうとするが「いい分散、いい集合」という考え方で、やりたい方向へ各々が進むことでいい結果がでるという意味だそうです。
 3時間の講演時間があっという間に過ぎたほど、聴衆を惹き付ける中身の大変濃い有意義な研修会でした。

[ 福岡地区会 外園 令明 ]

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