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平成20年度税制改正の概要解説  
  


 去る、4月18日(金)午後1時30分から九州北部税理士会館において九州ミロク会計人会福岡地区会主催の第5回研修会が行われました。MJS税経システム研究所客員研究員である中島幸一先生を講師としてお迎えし、前半は「平成20年度税制改正」について、後半は現在までに判明している「新たな事業承継税制」に関してご講義をいただきました。
【主な内容は次のとおりです】
●法人事業税の一部を分離し、地方法人特別税等を創設することにより偏在性の小さい地方税体系の構築を進める。
●試験研究に係る税額控除制度が新たに創設される。
●情報基盤強化税制について、一部のソフトウェアが追加される。
●中小企業・ベンチャー支援のためエンジェル税制が拡充され、ベンチャーへの投資額を所得控除できる制度が導入される。
●中小企業事業承継の際の障害である相続税負担の問題を解決するため、株式に係る相続税の納税猶予制度の創設や、営業権の評価の改正が行われ、来年度の改正で創設される見込みである。
●減価償却資産の法定耐用年数について見直しが行われた。
●公益法人について「民間が担う公益」と位置付け、我が国社会・経済システムの中で積極的にその活動を促進するとともに、「ふるさと」に対し、納税者の貢献または応援したいという思いを税制として改める。
●環境問題への配慮から住宅の省エネ改修促進税制が創設され、安心・安全への配慮から自動車に関する優遇税制等が延長される。


[ 福岡地区会 栁武 清吉 ]

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