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研修会「相続人名義財産の検証」  
  ~ 被相続人以外の名義の把握が重要 ~


 筑後地区会では、平成26年11月11日(火)サンライフ久留米において、MJS税経システム研究所客員講師で税理士の守田啓一氏に講師をお迎えして、「相続人名義財産の検証(相続税改正後の税務調査対応)」というテーマで研修会が開催されました。
 参加者は、税理士事務所の職員の方や他地区会の方も併せて18名の出席となりました。
 今回の相続税の改正では、基礎控除の見直しにより申告の対象となる人が増加し、私達税理士の関与の機会も増えそうです。国税庁によると、相続税での申告洩れが多いのは現金・預貯金が最も多いとのことで、私達も実務においては家族名義の預貯金などに神経を使うところです。
 この研修では、裁決・判例を分析することからはじまり、なぜ、家族名義の財産が、被相続人の財産とされるのかを詳しく検証していただきました。そしてそれには、家族名義である合理的な理由があり、かつ客観性を持つところの証拠がなければ、被相続人の財産ではないとは認められないようです。
 ただし、やはり、特別の権限のない私達税理士としては、事前にそのような被相続人以外の名義となっている預貯金の存在を十分に把握できるかが重要な問題のようです。


[ 筑後地区会 江﨑 洋介 ]

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