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中小企業が発展する為の企業会計  
  ~ 取得原価主義会計から時価会計へ ~


 平成19年1月12日(金)、佐賀地区会ではハートピア武雄において税経システム研究所主任研究員木村健二氏を講師に招き「中小企業が発展する為の企業会計」と題して研修会を行ないました。新会社法の説明から始まり中小企業の活性化、国際化の促進を狙った会社法の施行についての具体的な事例を交えて説明を頂きました。
 次に会社法会計の基準となるべき会計基準についての説明がありました。会社法施行を機に中小企業に分かり易く使いよい「めやす」として「中小企業の会計に関する指針」が公表された経緯の懇切な説明の後、税効果会計、減損会計についても関連づけて解説がありました。
  総じて、企業を主体とした国際化にも耐えうる会計基準に基づいた、より現実をリアルタイムに反映させる決算書作成の重要性を感じさせる研修会でした。
  中小企業が発展するためには、これまでの取得原価主義会計から時価会計による決算書に基づく経営判断がより要求されること。そしてそこに恣意性が介入する余地を残さないための会計基準が浸透することの重要性を痛切に感じた一日でした。
  この後、社会問題にもなっているウイニー等の対策についても、(株)ミロク情報サービス担当者より個人情報保護に関する社内ルールの徹底、対策ソフトの紹介等の説明があり、参考になることが多く有意義な研修会だったと思います。


[ 佐賀地区会 西村 宰 ]

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