vol,0047

期末に完成引渡した完成工事の売上金額が期末現在、未収で「工事未収金」に仕訳することになった場合、翌期まで、完成した工事の工事番号をそのまま残さないといけないかという問題であります。
私の事務所では、「162工事未収金」以外に「163工事未収金」を科目登録して、期末未収の完成工事については、163工事未収金／162工事未収金　○○○○の仕訳をして工事管理表（2．詳細）の工事受入金の欄を完成工事金額（税込）と同じ金額にします。
そうしますと、期末においては162工事未収金は0となりますが、163工事未収金に完成工事未収入金の金額が計上されることになります。
そして、翌期において、163工事未収金は通常の売掛金と同じで、建設業会計の紐がつかないので、補助残高または摘要残高で入金管理していけば特に問題は生じません。